トランクルームは作業場にできる?作業・滞在ができるサービスも!

トランクルームは作業場にできる?おすすめサービスを解説

自宅に保管できない荷物の保管場所として便利な「トランクルーム」。

荷物の置き場所としては有効ですが、以下のような悩みをお持ちではないでしょうか。

トランクルームで作業がしたいけど、できるのかな?

なんでトランクルームでは作業してはいけないの?

作業ができるトランクルームのオススメは?

この記事では、作業ができるトランクルームについて解説します。

なぜ多くのトランクルームで作業ができないのか、作業ができるトランクルームにはどういったモノがあるのかも記載。

趣味や仕事の部屋が欲しい場合や、バイクなどのメンテナンスに利用したい場合に参考にしてみてください。

オススメのトランクルームについても簡単に解説しているので、自宅近くに利用出来るスペースがあるかどうか確認してみてはいかがでしょうか。

原則としてトランクルームを作業場にできない理由

原則としてトランクルームを作業場にできない理由

多くのトランクルームでは、用途は保管や出し入れに限られ、室内での作業ができないことになっています。

その理由は、大きく分けると以下の3点です。

  • 利用規約上の問題
  • 倉庫業法上の問題
  • 設備構造上の問題

単純に「各社の規約がそうなっているから」というだけではありません。

法律上の問題や、物理的に作業が難しいという場合もあります。

それぞれの観点からトランクルームで作業ができない理由を解説するので、気になる方はチェックしてみましょう。

利用規約上の問題

まずは利用規約上、多くのトランクルームサービスにおいて倉庫内での作業が禁止となっています。

トランクルームは作業をするのに適した環境とは言えず、小さなスペースで作業をすると以下のような理由でトラブルの元にもなりかねません。

  • 騒音
  • 振動
  • 異臭

あくまでもトランクルームは荷物を保管するための場所であり、作業をするためのスペースではないという点からそのようになっています。

作業ができてしまうと、多くの人が滞在し、それが原因で余計なトラブルの元にもなってしまいます。

住んだり作業をしたりするための部屋ではないため、騒音や振動によって、利用者同士だけでなく近隣からのクレームが発生する可能性も。

また、滞在が長引くと飲み食いをする可能性もあるので異臭やゴミの不始末により清潔さが損なわれることも考えられます。

上記のような理由から、トランクルーム各社では作業ができない規約となっているところが多いのです。

倉庫業法上の問題

トランクルームは倉庫業法における「倉庫業」として運営されていることがほとんどです。

倉庫業とは、「寄託を受けた物品の倉庫における保管を行う営業」のこと。

そのため、そもそも法律上、事務所や作業場として利用することが禁止されています。

トランク「ルーム」と記載されていますが、法律上の取り扱いはあくまで「倉庫」なのです。

本記事でもご紹介する「作業ができるトランクルーム」は、倉庫ではなくマンションや事務所などを利用する「貸事務所」のような形態となります。

基本的には利用規約に「作業可能」といった内容が明記されていない場合は、作業を行わないようにしましょう。

作業や住居としての利用が判明した場合、「住民基本台帳法」違反となり罰則を受ける可能性があります。

参照:国土交通省

設備構造上の問題

トランクルームの設備における構造上、作業自体ができない場合もあります。

スペースは荷物の保管のための最小限しかなく、2畳程度では荷物を広げるのもままなりません。

また、照明や空調は屋内型のトランクルームであれば設置されているところが多いものの、コンセントなどの電源が無い場合は多く、水道なども通っていないのでしっかりと作業するのには環境自体が向いていません。

棚やラックなどを外から持ち込むことはできますが、内部で組み立てるのは難しいでしょう。

基本的には、トランクルームは荷物を出し入れし、保管することのみに特化した構造なので、内部での作業はできないものを考えておくようにしてください。

作業場として使えるトランクルームもある

作業場として使えるトランクルームもある

トランクルームの中には作業場として使えるところもあります。

今回は以下の2パターンに分けてオススメを解説。

  • DIY作業などができる貸しガレージ型
  • 仕事部屋として使える滞在型トランクルーム

保管場所以外の用途としても活用したい方はぜひ参考にしてください。

DIY作業などができる貸しガレージ型

DIY作業などができる貸しガレージ型のトランクルームのうち、オススメは以下の通りです。

加瀬倉庫ライゼボックスオレンジコンテナ
用途ガレージ倉庫ガレージ倉庫ワークスペースガレージ倉庫
ワークスペース
エリア全国大阪・京都・兵庫・奈良全国

各倉庫についてひとつずつ解説していきます。

加瀬のレンタルボックス(加瀬倉庫)

加瀬倉庫は全国にトランクルームやバイクガレージを展開する大手のサービスです。

1畳程度からの小規模トランクルームだけでなく、バイク専用のバイクヤードなども用意されています。

電源付きのガレージ倉庫があり、5.9畳~60畳ほどの広さまで多種取り揃えられています。

用途に合わせて部屋を選べるので、バイクの整備からDIY用までさまざまな用途に対応可能です。

公式サイトhttps://www.kase3535.com/
タイプ屋外型
初期費用・事務手数料
・翌月分の料金
※申し込み当月は月末まで無料利用可
最低月額料金1,100円〜(屋外)
1,600円〜(屋内)
保証金無料
事務手数料月額料金の1ヶ月分
最低利用期間1ヶ月
対応地域ほぼ全国(関東に多い)
店舗数1,700店
最小サイズ・0.3畳〜(屋外)
・0.1畳〜(屋内)
最大サイズ・〜60畳(屋外)
・〜4畳(屋内)
利用可能時間24時間
運搬代行有料で提携業者を利用
即日利用
駐車場
見学対応×
スタッフ常駐×
空調設備○(屋内)
※店舗ごとに程度の差がある
補償・保険最大30万円
保管倉庫自社倉庫
運営会社株式会社加瀬倉庫
税込表記
kasesouko

ライゼボックス

ルートストレージ(旧ライゼボックス)は東京を中心に展開されているトランクルームサービス。

24時間出し入れ可能で、セキュリティもしっかりとした拠点数の多い業者となっています。

「ライゼホビー」という名前で賃貸ガレージ倉庫も展開しており、こちらは主に大阪近郊のサービスとなっています。

ビス打ちも可能なガレージは、1階がガレージで2階がフリースペースになっているメゾネットタイプや、ロフト付きのタイプもあるためヨガやワークスペースとしても活用できるのが魅力です。

見た目もスタイリッシュで、オシャレな隠れ家的要素もあるため趣味部屋やコレクションルームとしても向いています。

公式サイト関西圏:https://www.reisebox.co.jp/
首都圏:https://www.reisebox.jp/
タイプ屋内型
初期費用・翌月賃料
・翌々月賃料
・契約手数料:3,000円
最低月額料金関西圏:7,700円〜
首都圏:4,730円〜
保証金無料〜賃料3ヶ月分
※店舗による
事務手数料3,000円
最低利用期間1ヶ月
対応地域大阪府
兵庫県
京都府
奈良県
店舗数603店舗
最小サイズ0.6畳前後
最大サイズ10畳前後
利用可能時間24時間
運搬代行
即日利用
駐車場店舗による
見学対応
スタッフ常駐×
空調設備店舗による
補償・保険最大30万円/部屋
運営会社株式会社ライゼ
税込表記

オレンジコンテナ

オレンジコンテナは全国に展開されているトランクルームサービスです。

セキュリティ完備で0.5畳11,000円程度からとリーズナブルな料金体系も魅力。

2畳~4畳ほどの電源付きルームタイプも用意されており、ガレージ倉庫としてだけではなく、ちょっとした作業用のスペースとしても利用可能です。

屋内・屋外・バイク用とさまざまなタイプの部屋が選べるため、用途に合わせて細かく選びやすいのが特徴となっています。

また、珍しいサービスとしてサーフボード専用の収納コンテナも用意されています。

公式サイトhttps://rentalbox.jp/
タイプ屋外型(屋内型)
初期費用・賃料+月額保証料(当月+翌月)
・初回保証手数料
・契約事務手数料
・南京錠代:6,050円
・退去時清掃費用:3,300円
・LEDライト代:3,300円
・除湿代:1,430円
最低月額料金1,100円
保証金・月額保証料
・初回保証手数料:賃料50%
事務手数料賃料1ヶ月分
最低利用期間1ヶ月
対応地域関東
東海
近畿
中国
九州
店舗数約460店舗
最小サイズ0.5畳
最大サイズ8畳
利用可能時間24時間
運搬代行
即日利用
駐車場○(屋外型)
見学対応
スタッフ常駐×
空調設備×
補償・保険最大50万円
運営会社アパルトマンイクシーズ株式会社
税込表記

仕事部屋として使える滞在型トランクルーム

仕事部屋として使える滞在型トランクルーム型のトランクルームのうち、オススメは以下の通りです。

ユースぺーストラスペ
用途ワークスペースワークスペース
エリア栃木・茨木・千葉・愛知・兵庫・福岡大阪

部屋タイプのトランクルームで、中にはトイレ付の場合もあるのでチェックしておきましょう。

ユースぺース

ユースペースは全国に展開されているトランクルームサービスです。

清潔感ある屋内型トランクルームが特徴で、屋外型のサービスもあります。

コワーキングスペースや趣味部屋として利用できる「ユースペース[+U]」というサービスが、全国で6店舗のみ展開されています。

館内にはトイレや手洗いも設置されているため、自宅のような快適性で仕事部屋としても使いやすいのがポイント。

トラスペ

出典:トラスペ

トラスペは大阪で2店舗展開されているトランクルーム・レンタルスペースです。

そのうち、作業可能なコンセント付ルームがあるのはアメ村店のみで、シャワーやトイレも完備されているなど快適なレンタルスペースとなっています。

さらに店内ではWi-Fiが使えるうえに駅近という、利便性抜群のサービスです。

ただし、2024年11月30日に閉店が決まっているようなので、利用する場合は期間限定となります。

趣味部屋としてトランクルームを使う方法

趣味部屋としてトランクルームを使う方法

趣味部屋としてトランクルームを活用する場合は、以下のような用途がオススメです。

  • コレクションルームにする
  • バイクの保管やメンテナンス用スペースに使う
  • 自分専用の書斎・書庫とする

もちろんこれ以外の利用方法も考えられます。

作業場所として利用可能なトランクルームであれば使い方の選択肢も一気に広がるはず。

まずは、上記のような用途に使えるスペースを探していた方は、検討してみてはいかがでしょうか。

コレクションルームにする

何か趣味のアイテムやグッズを収集しているという方は、トランクルームを趣味のコレクションルームとして利用してみてはいかがでしょうか。

集めるモノの大きさにもよりますが、基本的には収集したモノを自宅に置いておくと、際限なく増えていく可能性があります。

モノによっては家族などの理解を得にくい場合もあるかもしれません。

トランクルームなら、趣味のアイテムを集めて鑑賞するスペースとしても有効です。

収納用のコレクションケースなどを搬入すればホコリ対策にもなり、見た目も良くなるでしょう。

趣味のコレクションが自宅に保管できなくなってきた方は検討してみてください。

バイクの保管やメンテナンス用スペースに使う

トランクルームにはガレージとして利用できる業者もあり、バイクのメンテナンス用に借りるのもオススメ。

バイクは自宅の駐車場スペースなどが無い場合や、屋外保管で雨ざらしになるのが嫌だという場合にも便利です。

作業だけでなくカスタム用のパーツや工具を収納できるので、自宅にスペースが無いからと諦めていた方は検討してみてはいかがでしょうか。

バイク用のトランクルームなら入口にスロープが付いていたり、借りられたりするので、ぜひチェックしてみてください。

自分専用の書斎・書庫とする

書斎や書庫としても、トランクルームの利用はオススメです。

読書量の多い方は、自宅にどんどん本が溜まっていって場所が足りなくなってくることも多いのではないでしょうか。

自宅の2階などに本を置きすぎて床が抜けたというニュースを耳にすることもあります。

トランクルームを書庫・書斎として利用すれば、読み終わったけど売ったり処分したりしたくない本を保管するのにも向いています。

空調管理のできる屋内型トランクルームを利用すれば、カビや汚れ対策にも。

自宅スペースの都合で書斎や書庫を作るのが難しい方はぜひ検討してみてください。

24時間出し入れ可能な業者なら読みたいときに読めるのも安心です。

トランクルームでの作業に関するよくある疑問

トランクルームでの作業に関するよくある疑問

トランクルームは宿泊可能?

トランクルームでは宿泊はできないと考えてください。

前述の倉庫業法上の点から、トランクルームはあくまで荷物を保管する場所として運営されています。

電気・ガス・水道が無いうえ、セキュリティ上、内側から鍵がかけられないところも多数あります。

賃貸の部屋をトランクルームとして活用するなら問題はありませんが、一般的に「トランクルーム」として貸し出されている場合は宿泊はできません。

トランクルームの滞在時間は決められている?

トランクルームの滞在時間は、利用規約に記載がある場合もあります。

基本的に、荷物の出し入れにかかる時間分の滞在時間は認められますが、用が終わったらすぐに退出が必要です。

厳密に何分・何時間と決まっているわけではないですが、長くても2時間以内が一般的。

あまりに長く滞在していると管理会社から声をかけられることもあるので注意しましょう。

作業可能なトランクルームであっても、利用規約に書いていないか目を通しておくのがオススメです。

作業ができるトランクルームは規約を確認しよう

作業ができるトランクルームは規約を確認しよう

この記事では、作業場所として使えるトランクルームについて解説しました。

トランクルームは規約や設備上だけでなく、法律の観点からも作業が禁止されている場合があります。

作業をしたい場合は、規約上作業OKなサービスを探して行うようにしましょう。

作業可能なトランクルームであれば、趣味のコレクションやバイクいじりなど、さまざまな用途で利用できるようになり、単なる倉庫としてではなく事務所やガレージなどのように利用も可能です。

まずは、自身がどのような作業を行いたいのかを決めたうえで、利用するトランクルームを検討していきましょう。

本記事でもオススメサービスを記載したので、どこを契約しようか迷う場合には参考にしてみてはいかがでしょうか。

オススメは加瀬倉庫のガレージ倉庫タイプです。

24時間出し入れ自由で、大型倉庫を活用するので車・バイクのメンテナンスや大型のDIYにも対応できます。

まずはホームページを確認してみてください。

加瀬のレンタルボックスの公式サイトはこちら

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トランクルームマニア編集部
トランクルームマニアは、トランクルームを探す人に役立つ生の情報をお届けするメディアです。利用者者による一次情報や、信頼できるデータをもとにしたコンテンツを提供することで、お得で便利なトランクルームが一般的になる社会を目指しています。運営母体:合同会社エキセント